2018年1月にスタートした「つみたてNISA」。2018〜2037年までが投資可能期間となっています。(2019年7月現在)
口座開設数は右肩上がりを続け、2019年3月末時点で、つみたてNISAの口座数は127万4,188口座。
この記事では、つみたてNISAを始めたいが、全体像がイメージしづらいという方に、つみたてNISAの一連の流れを「一目で」簡単にわかるように図を中心に説明しています。
- つみたてNISAを「一目で」理解できます
- つみたてNISAのメリット・デメリットをまとめました
つみたてNISAを1分で理解しよう

つみたてNISA補足説明
つみたてNISAは、国が制度化した長期の投資運用で、2037年(2019年7月時点)までに「年間40万円を上限」として積み立てた投資信託の運用益(分配益があれば分配益も)が、「最長20年間非課税」となるものです。
20年という年月が推奨されている理由は、国内のみならず世界の株式と債券に国際分散投資を毎年同額で行った場合、5年経過では損失になっているケースもあるが、20年経過の場合はすべてのケースで利益が積み上がっている、という過去のデータを根拠に、金融庁が設定したものです。
このことから、投資信託の商品を選ぶ際には、「世界の株式、または債権」にバランスよく分散投資をした商品を選ぶことが、過去の歴史を振り返っても、理にかなっていると言えますね。
口座開設はネット証券や大手証券、銀行で行うことができますが、
ネット証券の開設がもっとも手軽で、投資信託の種類の多さ、積立の金額の設定においても柔軟性が高いです。
つみたてNISAのメリットまとめ
- 運用益と分配益が、購入日から最長20年間非課税
- 途中で引き出し可能
- 対象の投資信託は、「分散投資」「手数料が低い」「運用が安定している」商品
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毎月定額で積み立てることにより、価格が安い時には多くの口数を買い付けることができるので、平均購入単価を下げることができる。
2はiDecoには無いメリットで、つみたてNISAでは途中で引き出すことも可能で、20年待たずとも調子の良い時に一括で売るといったことも可能です。
3.4は特にリスク軽減につながるメリットですね。
逆に、デメリットといえば、あまり特筆すべきものは無いように感じます。
少し厳しい言い方をしますと、長期投資かつ毎月定額積立であっても希望するリターンが出ずに損失が出ることもありますし、投資はリスクに対しリターンの期待値の高いところにご自分の判断でお金を投じるのが基本だからですね。
つみたてNISAは上限額も設定されており、運用益が非課税という大きなメリットがありますので、長期投資を考えている方は迷いなく行って良いかと思います。