「モーニング」(講談社)で2013年より連載中の人気投資漫画「インベスターZ」。

作者は、有名な「ドラゴン桜」をはじめ、
様々な舞台で主人公が成長する姿を書き続ける漫画家、三田紀房氏。
経済不安を感じている人々が多い世の中で、経済や金融を分かり易く解説した書籍はよく読まれていますが、「インベスターZ」にも多数のファンがいます。投資だけではなく、日本の歴史と経済や、現代における成功企業のエピソードなどにも話が及び、経済・金融・投資・ビジネスなどを包括的に学べる素晴らしい内容であるというに人気の秘密がありそうです。
漫画のテイストは真面目な雰囲気。解説漫画にありがちなダラダラとしたセリフではなく端的にわかりやすい言葉で綴られており、投資家にとても為になる「名言」も随所に飛び出します。
主人公はなんと、「投資の知識ゼロ」の少年。普通の中学一年生が、札幌にある中高一貫校に入学するなり、投資で巨額の資金を扱う羽目になってしまいます。未経験の人間が、投資の世界に放り込まれたらどうなるのか? 大損失か、それともー? ストーリーは緊張感の中進みます。
そんなインベスターZがおバカ漫画に変身した!?
真面目な投資漫画「インベスターZ」ですが、このたびギャグ漫画『バカが考えた株の漫画』へと変貌を遂げてしまったようです。どういうことでしょうか? まずは、見てみましょう。
『バカが考えた株の漫画』

「きれいな色だからいっぱい押そう」

なんなんだ。
主人公が所属する投資部が、取引画面上の売買ボタンを押しまくる狂気のディーラールームと化しています。「あのねえ俺前向きなのすごい好き」と唐突に自己主張する部員や、東京証券取引所にツッコミを入れる主人公のさまが描かれています。
最後まで読むとコーヒーを吹き出してしまう、秀逸極まり無いシュールなギャグ漫画へと変貌を遂げています。
実は、Webサイト「俺たち株の初心者!」と「インベスターZ」のコラボ企画なんです
この記事の掲載元は、「俺たち株の初心者!」略して「俺株」。
「株を楽しみながら学ぶ」・「自分に合った投資スタイルを見付ける」・「株初心者でも簡単に利益を上げる」をポリシーに掲げ運営されているWebサイトです。個性豊かでクオリティの高いキャラクターが、株の入門知識からレベルアップ講座、IPO株の銘柄情報まで丁寧に解説してくれます。
キャラクター達の破天荒なストーリが背景にあり、まるで漫画を読んでいるような感覚で学ぶことができる良サイトなのです。
参考:俺たち株の初心者! http://orekabu.jp/
『バカが考えた株の漫画』制作はバーグ・ハンバーグ・バーグ株式会社
「バカが考えた株の漫画」は「バーグ・ハンバーグ・バーグ株式会社」という制作会社が生み出したアイデアです。
変テコなコンテンツ制作を得意とする光の戦士たちの集まりで、毎年6月は祝日が無い為、会社のオリジナル休日を作り、2016年6月の祝日は「何でも溶かすキックの日」だそう!
笑いは日本の企業を救う! “面白さ”を企画へ昇華させることに成功している唯一無二の会社です。
「バカが考えた株の漫画」ですが、「俺たち株の初心者!」のサイトの主旨を汲んで、正しい知識を学べるようにもなっています。
コマにあるビックリマーク(!)をクリックすると、正しい解説が。

難しいという印象を持たれがちな投資ですが、このような面白い切り口で紹介されると敷居がぐっと低くなりますね。「俺株」のコンセプト通り見事な企画です。電車内要注意ですが、全編通して読むと最高に面白いので是非読んでみてください。